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アスリートの遺伝子ドーピングが現実味を帯びてきた

 運動競技におけるドーピングとその検出は現在でもいたちごっこの感がある。禁止薬物以外の薬物を使うのは日常茶飯事で、中にはストックしておいた自らの血液の成分を再輸血し、競技に挑む例もあると聞く。これを検出するのが公正な競技の礎ではあるのだが、また検出の困難な方法が新たに登場しそうだ。 

Genetic 'Doping' Imminent Problem (AP via Yahoo!)

 遺伝子ドーピングが差し迫った問題だよ、という記事だ。これは、筋肉の増殖を促したり筋力や耐久力を増強させるアスリート自身のDNAを直接細胞に導入するという新たなドーピング方法が、冗談でなく実現しつつあるということと、それによる競技への影響を語っている。

 基礎技術として、マラソンマウスのように耐久性等、身体機能を上昇させる因子が解明されてきたこと、そしてそれらの因子を生体内に導入する技術が遺伝子治療などの面から開発が進んできたことが背景となっている。勿論、各種因子を導入した場合の長期的影響などはそれほど明らかではない。しかしドーピングとなればそういうことはあまり考慮されない。

 問題なのは、現在用いられているステロイド等の薬物と異なり、ドーピングの有無の検出が困難なことだ。また、この方法は、結構簡単なこともポイントである。既に効果の分かっている因子を導入するということなら、日本でも分子生物学系の研究室であれば、学校にちゃんと出てきているなら院生といわず学部生でも準備は可能だ。

 現時点では確実性を求めた方法を採用するとそれだけ検出可能性が高まる段階だと思うんだが、さて、2008年のオリンピックではどうなることかな。

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