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荒らしと放火はブログの華

 なんてことは一切考えておりませんが。「月刊 記者ブログ炎上」(デアゴスティーニ)の次号が刊行される前にブログの炎上についてもう少し考えてみたい。

 「月刊 記者ブログ炎上」に寄稿された小倉氏によると、特定の思想集団によるコメントスクラムなるー新たなレッテル造語ーにより、炎上そして閉鎖に追い込まれたと見るようだが、さて。炎上はともかく閉鎖はどうかと。

 二つとも「記者ブログ」「匿名」という属性が共通しているのみならず、「挑発的言動」「コメント&トラックバック削除」を経て、ネットサーチによる個人情報の暴露の後、ブログ閉鎖という、テンプレのあるが如き展開であった。むしろこの二人こそが特定の思想集団じゃあありませんこと。すいません言い過ぎましたごめんなさい。

 記者ブログの炎上そして閉鎖は、ほぼ同一のイベントが短期間に連続して起こった上、直近の件の方については火付け人の一人が自己申告しているという特異な例のため、際立った感がある。何しろあのお方は一心不乱の大厨房だし。だから批判する側もやりやすいと言うか、穿った言い方をすれば判官贔屓しやすいというか。そうした反応も見越している節があって、釈迦とバトルをしている極右、じゃなく悟空の気分に襲われる瞬間があるのはどうでもいいことだが。

 最近のことでこの二つの件のみが強調されるが、ブログの炎上はある頻度でぼこぼこと起こっている。記者系ブログではネットは新聞を殺すのかblogさんで触れられているジャーナリズム考現学さん、ガ島通信さん、ブログ時評さん、署名で書く記者の「ニュース日記」さん、そして当のネットは新聞を殺すのかblogさん。知る限り全部じゃん。記者を名乗るともれなく炎上のチケットが配布されるとかですか。

 また、私の記憶をひも解けば、記者ブログ以外にも絵文録ことのはさんや東浩紀さんのところ**も炎上していたはず。最近では芸能問題総合研究所ANNEXさん。あと試行空間さんも炎上したことがあるらしい。

 こうして見ると、誰も望みはしないと思うが、大量のコメントやトラックバックが押し寄せるという意味での炎上はある頻度で起きうるのではないか。地雷テーマをある方向からを踏むと燃え上がるというか。指向性の地雷ですか。そんな不幸なことが起きた後でも上記の皆様は続けておられる。

 だから、炎上と閉鎖と言うのは別の問題だと思うのだよ。昨日のエントリでは受け手の側の問題であると考えられる点について述べたが、この部分については発信者側の問題であろう。ブログを畳む/畳まないはブログの中の人が決めることでしょうに。それまでに水面下での蓄積があって、ある時に臨界点を越えた際に弾ける様に私には見える。このような現象の場合、一方が善で一方が悪、とは一概に言い切れるものではない。

 もし不幸にして燃え上がったとしたら、ある大学院生の日記さんや幻影随想さんのところで述べられている様な対処をすればまあ、なんとかやり過ごせると思うんだが。私的に言えば誠実かつ無理のない対応といいますか、過剰に反応して自ブログに貼り付かないと申しましょうか。小倉さんもこのエントリで大量のコメントはそれ自体では大したことないですね、とも書いておられることですし。

 個人情報については、昨日、少し触れた程度で留めたいのだが後少しだけ。それはまたマスコミがやってきたことでもある希ガス。報道の自由の名の下に大分市井の人の個人情報は晒されてきたような気がしますけど、気のせいですかそうですか。そこについては激しく批判したい私としてははそれをやろうとは思わない。ただね、一度開示した情報は、決して消えず、どこかに保存されていると考えた方がいいんだけどねえ。


*勿論、「月刊 記者ブログ炎上」などはありませんが。
**東浩紀さんのところはコメントを閉じたが。

(18:26 追記)東さんはトラックバックも閉じられていました。それはブログと言えるのか? ともあれ、ccoeさん、情報ありがとうございます。
(2/19 17:48 追記)東さんの所がコメント&トラックバック機能を再開させられたようです。

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Comments

東先生はTB受付もやめましたよ(笑)

http://www.hirokiazuma.com/blog/

Posted by: ccoe | February 16, 2005 at 04:32 PM

本当ですね。記憶を頼りにしてしまった私のミスです、訂正しておきます。
ありがとうございました。

Posted by: Giraud | February 16, 2005 at 06:29 PM

「炎上」という言葉の定義がよくわからないんですが、大量のバカが押しかけてきたことは、クラナド(一晩500件)とか、愛国心ネタとか、何回かありますねえ。それで閉鎖しようとは思いませんが。

Posted by: 松永 | February 20, 2005 at 12:37 AM

炎上の定義は棚上げすることにしまして、一晩500件というのはコメント数ギネスでは。

Posted by: Giraud | February 21, 2005 at 09:02 PM

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