欧州でイレッサの申請が取り下げられた件について
QOL(Quality of Life)の点からの評価が成されていないのは問題だ。以下、朝日。
英製薬大手アストラゼネカは4日、肺がん用抗がん剤イレッサ(一般名・ゲフィチニブ)の欧州での承認申請を取り下げると発表した。昨年12月に中間解析がまとまった世界規模の臨床試験で、延命効果が確認できなかったため。日本や米国など承認済みの国では、イレッサの扱いについて規制当局と協議を続けるという。確かに激しい副作用をもたらすこともある薬らしいが、病巣(原発巣および転移巣)の縮小効果も実際認められていたわけで。これは素人考えになるが、他の治療法と組み合わせることで、延命効果をもたらすかもしれない。
冒頭の繰り返しになるが、こうした薬などの承認に際し、患者の側からの評価というものが欠落気味なのが現在の医療問題の一つだと考える。そこに対する信頼があまり成されていないため、怪しげな民間療法や健康食品に縋るのだよ。
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