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忍び寄るエビの恐怖

 エビ、及びエビに類するものが恐ろしい存在であることはあまり知られていない。よって私は、社会への警鐘をこめ、ここに告発するものである。

 先ず、エビアレルギー。知人もそうだが、蕁麻疹をもたらしたりする。私はアトピー持ちであり且つバナナで身を以て経験しているが、この類いの苦痛は筆舌に尽くしがたい。これは、ソースに含まれていても鋭敏にアレルギー反応を引き起こす。本来の形態をいっさい留めぬ状態であっても災厄を引き起こすエビ、液体状に変容しても追いつめてくるターミネーター2を彷佛とさせる恐怖の生命だ。

 そして、東南アジアで養殖されるエビの類はその養殖過程において薬漬けにされているという。その薬漬けになったエビを食す。考えるだに戦慄を覚え、身震いをしてしまう程だ。最近も、ネット界の神様「切込隊長」として多数の信者たちから崇拝されている方(Copyright by 木村剛)がこれを食され、慚愧の念に覆われておられる。剰え、腹痛の原因としても濃厚な疑いが持たれている。彼の御方が被害に遭われたことについては哀悼の意を示させて頂く。長期的中毒の原因と目されるのみならず、短期的にも身体に重篤なダメージを与えるエビ、言葉では言えない程、悪魔の如き食材だ。

 また、アメリカにおいては、レストランにおいてエビが原因となり、死亡する事故すら起こっている。確かに、この事件においての直接の原因は首の損傷であってエビではない。しかし、この事件は投げ付けていたのがエビで無ければ起きなかった事件であることは論を待たない。このように、自ら手を下さず、関係した無垢の人間に死をもたらすエビというものは、例えていうならば、ボルジア家におけるカンタレラの様な、悲劇の象徴ともいえよう。

 余談ながら、高級食材として知られるオマールエビだが、あれの和名がウミザリガニであることはあまり知られていない。本来の名を隠しかりそめの名を以てこの国を侵食するオマールエビ、これは日本の暗部に横たわる構造的問題を映し出す徒花といっても過言ではない。

 このようにわが国に災厄をもたらすエビと及びエビに類するものの恐ろしさを知って頂きたく、拙ブログにおいて週刊金曜日の如く公平な見地に基づいた一文を上梓させて頂いた。

Giraud 拝
 



さて、書き疲れたので夜食。
冷凍のピラフでもチンして食べるとします。

私好きなんですよねー、えびが。ぷりぷりしてて。

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