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どうして自分のたてたルールをとっとと反古にしてしまうのか

 そんなんだったら書くな。

 そっとしておくつもりだったが。だんどうさんは、12/5のエントリでこう書かれた。

純匿名での書き込みも拝読させていただいておりますが、それは別途、保存に回ります。傾聴すべき発言がありますが、私の好みで選択するのも失礼でしょう。ずっとパブリックドメインに残したい書き込みはトラックバックなりページリンク付きの形でご投稿下さい。
 理由は発表の信頼性とのことだが、まあそれはどうでもいい。それに基づき、熱心にリンク無しコメンツをデリっていた。まあ御苦労なこったなと思ったが、それはブログの管理人の意向だからそれはそれで構わない。大義名分との整合性に若干の違和感を感じていたのは事実だが。そしてわき上がった批判に、だんどうさんはこう答えた。
 「非公開コメント」にまで文句を言われる方には、現状を説明しましょう。現に何人もの方が非公開コメントを利用されています。リンク先を持っている人も混じっていて有用な情報を届けていただきましたが、妙な関わり合いを嫌っていらっしゃるのです。この光景は不思議です。
 文句に対して理由ではなく現状を説明するという大技に頭がくらくらした。日々の生活で私がこれをやったらどういう目に遭うかを考えると寒気がしたのも書き留めておこう。

 そして12/26。こちらの匿名コメンツに対してだんどうさん。

 ここのコメント欄は、ご自分のウェブやブログへのリンクを付けないといけないルールにしています。今回は特例ということにして、11/28の「ニートだけか、生き方の迷い子たち [ブログ時評01]」の後段にお尋ねの件が書かれています。
 特例とは何だ、ふざけるな。クリスマスが終わって穏やかな気持ちになっていたのにブチ切れである。一月も経たないうちにこれかよ。存分に自分の好みとしか見えませんがね。

 ルールの策定者が舌の根も乾かないうちにルールを破るとは、これで文章の信頼性を語るのだから片腹痛い。もっと緩くしておけばいいものを、下らぬプライドなのか、支配欲なのかなんだか分からんが偉そうなことを書くからこうなる。

 引用の下りでもそう思ったのだが、プロの物書き(主に紙媒体で執筆している人)の一部(*)は、ネットの文章を一段下に見ているのではないかと感じるエピソードだ。

(今回のエントリはあちらにトラックバックしません) 

*:引用に関してどうかね、と感じるのは、だんどうさん、ごーちゃんくらりん孝子女史、ガッキィ。紙媒体だとそうでもなかったりするんだなこれが。

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Comments

プロの物書きに一般ブロガーを見下す態度が見え隠れする、というのは僕も感じます。そして、自分たちの反対意見に否応なくさらされる苛立ちも。

Posted by: night_in_tunisia | December 30, 2004 10:04 PM

もう少しうまく立ち回ってくれれば、いいのになあ、と思いもします。

Posted by: Giraud | December 31, 2004 01:33 PM

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