街で天使に出会った
流氷の天使とかいわれとるクリオネってやつに。
旅行代理店の販促アイテムとして、展示されていた。おー、ちっちゃいのが水槽の中をぐるぐる回ってる。周りのひとも口を揃えて、「かわいー」。私も初めて見たが、愛いやつよ。
そこで係の人へ私は質問をした。エサはやらんのですかと。私は是非食いっぷりが見たかったわけだ。こちらに詳しく書かれているが、何とも愉しそうだ。
クリオネはエサを見つけると、頭にあるツノとツノの間がバックリと開いて、バッカルコーンと呼ばれるイソギンチャクも顔負けの6本の触手を瞬時に伸ばし、プランクトンやミジンウキマイマイを捕まえる。そして、自らの歯で食べてしまう。んー、寄生獣のこの表紙みたいなもんかな。すげえ見てえ。サイバラの漫画であった、ミッフィーの口がめくれあがるように開いて、ズラッと生えた牙でむさぼるってのも近いかも。
しかし、係のおばちゃんは手強かった。エサはやらないんですよー、手に入りにくいんで。チッ。喜びが半減だ。くそ、ウミナメクジめ。
この街中の雰囲気を天使にささやかに払拭してもらおうと思ったのに。あー、雨も降ってきた。フサフサの髪にダメージが与えられるではないか。禿たらどうしてくれるというんだ、ムカつく。
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