「night」氏との論点の違いを整理する
昨夜は時間を割いて喜んで書いてしまったので、少数の方がワロタとおっしゃってくれた。night氏と、論点の一番の違いは、私はエロい唇の基盤を濡れと半開きに置いている。night氏は「エロい唇を実現する為の必要条件はヴォリュームに決まっている」と言っているように、エロを三次元の方向に膨らませ、拡大したものとして扱っているように見える。エロが男性の妄想、観念であるという社会的了解はいいが、個人のエロは内的な自由に発して自分の属する市民社会の中を探索し、当の事象の、その社会にとっての意味を明かすものである。この立場に立てばnight氏のように「エロい唇は古今東西を問わず明太子型と決まっている」とはとても言えないし、同意できない。
こう整理すると、随分違うことをお互いに「エロ」と言っている。私からすれば「night氏のエロ」とはある種の絶対値、スタンダードを作ることに相当するという見方になる。「南蛮人達の価値」と言われている方もいる。なお、個人のエロ行為は自家発電でするしかないのは当然であり、ガードするためにどこまで書きうるか吟味する作業は欠かせない。私の書いているものはその限度内にあるから、お読みいただいたところ、ご不満のようだが、night氏の評価をもらおうと最初から思っている。現在のマスメディアでは書いてくれない部分についてウェブを使っているのだ。
古き良き日本のワビサビエロについて議論に加わるつもりは大ありで、このブログでの実践を通じた相互作用で今と質が違うものを生み出したいし、何かが出来るはずと思っている。「濡れて半開きだったら何でもエロ」論に対して「どうしてタラコ唇のヴォリュームをないがしろにするのか」と突っ込まれたので返しただけで、night氏と議論を続けると概念が似過ぎて生産的だから、これからも続けたい。エロをどう捉えるか、コメント類を見るだけでも収穫になる。私の立場ははっきりしているので、後は読者が拠って立つ立場としてどう考えるかになる。エロ談義を始めたばかりで、この種の議論に時間を使い、更なる高みを目指したいものだ。
このエントリはこちらを参考にしました。
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Comments
何故エロ論争に私が巻き込まれてるのかサッパリ分からないのですが。
ホント、純粋無垢で汚れない少年のような心を持った湯田を誤解しすぎです。
まあ、商品化して欲しいのはおっぱい枕ですかね。
Posted by: 湯田 | December 07, 2004 02:43 AM
理由は無いです(キッパリ)。まあ、今一次的にアクセスがあがってるんで、リンクを踏めばそっちへ流れてもらえるんじゃないかなと(言い訳)。
おっぱい枕か......何か星印のシールがぺたりと貼ってありそうな枕ですね。
Posted by: Giraud | December 07, 2004 03:42 AM