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遺伝子組み換え菜種が拡散している件について

 それが何か?

 以下、共同。

 西洋菜種が輸入されている千葉、横浜、名古屋、神戸の各港周辺で、除草剤耐性を持つ遺伝子組み換え菜種が繁殖していることが、市民団体の調査で20日までに分かった。輸入された組み換え菜種が陸揚げ時や輸送中にこぼれ落ち、育ったとみられる。

 そうですか。
組み換え菜種の繁殖はこれまで茨城県鹿島港や三重県四日市港、鹿島港から約30キロの千葉県内で見つかっており、今回の調査で、より広い範囲に拡大しつつある実態が明らかになった。市民団体は「組み換え菜種は安全性に疑問があり、在来の菜種や農作物の“遺伝子汚染”が起きる恐れがある」としている。

 強調部(ミーによる)の前半が誤りに基づくため、後半の結論が意味を成さない。よく反対派によって語られる文言だが、この際だから続けて詳しくコメントしておこう。上記市民団体関連ワードでぐぐって見つけたところの『遺伝子組み換え食品の問題点』より。
安全性の確認があいまい
 遺伝子組み換え食品を流通させるときに、厚生省の安全性評価指針(ガイドライン)に適合しているかどうかを、メーカーが「確認申請」します。この申請をもとに、食品衛生調査会で確認をするのですが、このときの「確認」とは、メーカー側が出してきた資料をチェックするだけです。
 しかも、「実質的同等性」といって、遺伝子組み換えをした作物、たとえば大豆が、大豆の形や栄養成分のままなら、「実質的に同等」だから、チェックする必要があるのは、組み込んだ遺伝子がつくるタンパク質などについてだけでよいという方針なのです。
 虫が食べると死ぬトウモロコシと、虫が食べても死なないトウモロコシが「実質的に同等」だから、問題ないというのはとても不思議なことです。これによって、食品添加物の承認時に必要な安全性試験さえも行なわれません。
 そもそも通常の大豆等の安全性がガイドライン以上に保証されていると思っているのかね。一例をあげる。日本酒用の米(酒造好適米)のひとつに美山錦という品種がある。たかね錦という品種にコバルト60(要するに放射線)を照射して、選抜されたものだ。ガイドラインをクリアしているが、実際のところたかね錦と比べて、どれだけ遺伝子に変異が入っているのか知れたものではない。だって分からないんですもの。調べろ?馬鹿な。どれだけ膨大なコストがかかるやら。全頭検査どころではない、と言っておこう。まずはそちらにも触れろ。この類いの話に否定的な方は放射線とか放射能といった言葉に敏感な様な気がしますし。勿論偶然だとは思うが。偶然だよね?
アレルギーの不安
 除草剤耐性や殺虫性は、その性質を持つタンパク質によって生まれます。つまり、遺伝子組み換え作物には、これまで人間が食べたことのない新しいタンパク質が入っています。
 急性毒性の試験や、人工胃液による消化試験はされていますが、長期的な試験や人体試験はもちろん行なわれていません。アレルギーの可能性を指摘する声があります。また、長期的に食べ続けた結果、人体にどのような影響があるのかは分かっていません。
 いや、普通の作物でもあるし。リスクファクター的には誤差。アレルギーの可能性を言い出すときりないよ。ソバとかには罪はない、ただしバナナはだ。穴に入って深く反省せよ。

未知の有害物質の可能性も

 遺伝子組み換え技術は、とても歴史が浅く、まだよく分かっていない部分もたくさんあります。まったく種が違う生物の遺伝子が、遺伝子上のどこに組み換えられたのかすら分かりません。だから、その作物に予測のつかない物質ができる可能性もあります。

 1988年から89年にかけて主にアメリカで起こった大規模な食品公害事件は、昭和電工が遺伝子組み換え技術で改造したバクテリアに作らせたトリプトファン(アミノ酸)製品を食べたことで、死者38人を含む推定6000人が健康被害を受けました。これは、遺伝子組み換えによって発生した未知の不純物によるものではないかという指摘があります
 また、同じ理由から、作物に含まれる栄養成分が変化される恐れも指摘されています。

 はっはっは、無知を無知と理解できない方々は面白いなあ。前段、分かります、というか調べてあります。そうしないとガイドライン通りません。後段、これも間違い。いわばヒ素ミルク事件の様に、工場のミス。遺伝子組み替えのせいではない。冤罪はやめたまえ。
抗生物質耐性遺伝子
 遺伝子組み換えでは、組み換えが成功したものを選び出すための目印として抗生物質耐性遺伝子など(最近は除草剤耐性遺伝子も使われることもあります)が一緒に組み込まれています。抗生物質の液にさらすと、遺伝子組み換えがうまくいかなかった細胞は死んでしまいますが、組み換えがうまくいっている細胞は、抗生物質耐性遺伝子も入っているので、抗生物質が効かずに生き残るから、選び出せるのです。
 遺伝子組み換え作物に組み込まれた抗生物質耐性遺伝子が、腸内の細菌に取り込まれて、抗生物質が効かなくなるという可能性もあります。この点の安全性は、確かめられていません。
 強調部ですが、可能性はありません。これ本当に学術論文あったら教えてくれ、マジで。
環境や生態系にあたえる影響
 殺虫性の作物を食べた昆虫が死ぬことは、その昆虫を含めた生態系に影響が起きます。昆虫をエサとする他の昆虫や、鳥はエサがなくなります。また、想定した害虫以外の昆虫にも影響が出るという研究報告(1)もあり、遺伝子組み換えによる環境への影響が心配されています。また、殺虫性毒素が根を通して土中の微生物や昆虫を殺す(2)という研究も報告されました。
 除草剤耐性大豆の隣に植えたふつうの大豆が花粉を通じて交配し、ふつうの大豆も遺伝子組み換えになってしまうことや、近縁の草などに除草剤耐性が生まれてしまうことも考えられます。

 遺伝子組み換えが、他の化学物質などと違うのは、遺伝子組み換えされた作物が一度自然環境中に出てしまうと自己増殖するため、もし何か問題があっても完全に回収することは不可能ということです。組み換え植物は、他の植物と同様に野生化しますし、花粉は近縁種と交配することがあります。さらに、組み換え遺伝子が、ウイルスなどによって取り込まれることなど、長期的に自然界に与える影響ははかり知れません。
 (1)は現実的でない実験してあとで禿しく否定されたやつね。(2)、いいじゃん。土中の害虫にも効くわけだし。下線部が今回起きたわけだが、それが生活に何の問題があるのかと小一時間(ry 農家にとっては、除草剤の効かない雑草が混じってだるい、とかあるだろうが。最後の強調部は煽りですか。あんたら何百年生きるつもりか。

 総括。可能性があります、考えられます、だからこのままではいけない、といった表現で恐怖を煽るのはやめたまえ。

 最後に。こうした記事を見る度に思うことがある、市民団体とやら、お前らフォロワーがメディアリテラシを身に付けることを望んでいないだろ、と。それは市民団体だけでは無いようだが。

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