« Nuovo Buddhism らしいです | Main | PulpFictionその後 »

ブログにおける議論について(4)〜Introduction〜

 さあ、イントロの時間です。ええ、半ばムキになってます。やめろと言われても止めるもんか、へん。

 当初の計画通り、既存のツールの比較から始めたい。指標としては、これも当初述べた双方向性。

・メールマガジン(メルマガ)

 一人、あるいは特定のグループによる発信を購読者が受け取る型。当然ながら、発信者から購読者への流れが強い。購読者から発信者への質疑はメールによる私信という形を取らざるを得ないため、途中過程に不明瞭な点が残ることもあり、議論ベースとして成立しがたい。また、無料メルマガ等ではログがウェブ上に残されてたりするが、有料メルマガではない場合が多い。発信者の発する情報を入手するのには最適。(参考)

・メーリングリスト(ML)

 登録メンバー内で全員が発信者かつ購読者という型。双方向性は保たれる。議論が発生した場合、対象間のみならず、議論への関与を望まない第三者的メンバーにもメールが届いてしまう。メンバー数、テーマ等にもよるが、複数の議論が同時発生した場合、多くのメールが飛び交い、煩雑なうえ、当該議論を望まぬ第三者的メンバーにも煙たがられる。ログに関してはメルマガに準ずる。

・掲示板(BBS)

 管理人の姿勢によって変化する面もあるが、基本的には閲覧する全員が発信者で購読者。双方向性は保たれる。全員が等しく発信者である故に、本来2〜4人でやるべき議論に多くの購読者が制限無く加わり、議論の方向が迷走し散逸する、所謂「荒れる」ことが起きうる。これを回避し、議論を円滑に遂行するには議題にもよるが、管理人の手腕が問われる。これはブログのコメント欄においても当てはまる。HTML形式でログが残される場合とそうでない場合とがあるが、基本的に管理人次第。時系列にコメントが並ぶタイプのBBSでは、議題外のコメントが挿入されることもあり、閲覧に煩わしさを感じることもある。スレッド形式では問題ないが。

・ブログ

 閲覧する人間のうち、ブログオーナーは自ブログでのトラックバックによる発信とコメントでの発信の両者を選ぶことが出来る。その他はコメントでの発信、若しくはコメント&自HPでの発信となる。いずれにおいても双方向性は保たれる。トラックバックでの発信はコメントでの発信と異なり、議論相手と発信者双方のブログに明示的にログが残る故、参照が容易い。またコメントを書き込むことに比べ、心理的なハードルが存在するためか、議論の参加人数を限定しやすい。ブログとHP間の場合もこれに近いが、HP側に相手の見解のサマリが否応無しに表示されることが無い点が異なる。コメント欄中心の議論は、いわば議題と管理人の見解が提示済みのBBS、と見ることができる。この場合はBBSの性質が強くなる。

 これらの特性を俯瞰すると、BBSとブログが議論に適したツールであり、優れた管理人の存在を要求しない点と両者の見解を参照しやすい点においてブログに一日の長がある。また、発信者が自ブログという、BBSで言う所の固定ハンドルネームの拠点を持続的に構えている為、たとえ匿名であったとしても、発信者の視点や議題を含む関連項目に対する素養、立ち位置などが把握しやすく、議論の展開を進めやすいことが利点であると言えよう。

追記:Gree、Mixi等のソーシャルネットワークサービス(SNS)に関しては、私がご縁が無いという重要な理由のため言及しなかった。よく分からんわけだ。

 つーことで、ブログのヨイショが済んだので、次は本題へ逝きますぜ。

|

« Nuovo Buddhism らしいです | Main | PulpFictionその後 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ブログにおける議論について(4)〜Introduction〜:

« Nuovo Buddhism らしいです | Main | PulpFictionその後 »