Celestial Blue
あれなお薬の話では無くて。
ヒスイカズラという名の花の色のこと。
それはこちらを通してジャカランダの花を見たからー
ひと昔以上前の晴れた日。
大阪、鶴見の植物園でヒスイカズラに出会った、
花博の目玉として建てられ、終了後も続けて開館。
熱帯植物の区画の一角に、それは枝垂れて咲いていた。
花博開催時にはヒマラヤの青いケシも咲かせており、
その青い花も独特の色合いで印象に残ってはいたのだが。
植物らしからぬ色。花を見た時の偽らざる印象だ。
強めの陽射しを受けて、
それは房なりに咲き誇っていた。
色々と見なれていたはずの僕だが、
この色合いに出会ったのは初めてだった。
あたかもその花の周りだけが、
本当の熱帯であるかのように熱く。
手に届く位置に花が咲いていたため、
自然に手はその素肌へ。
素肌という言葉を今も使ってしまうほど、
そのときの僕は舞い上がっていて。
温室内のせいだろう、
花弁はしっとりとしていた。
花にそう感じたのは、
Flowersを見た時以来だ。
その時他も見て回った筈なのだが、
今思いかえすと。
それ以外何も思い出せない。
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