ジャック・デリダ氏が亡くなったらしい
むなぐるまさん経由で知った。合掌。著作を読んだことは無いんだけど、脱構築という概念は頭に残っている。理解が正しいかどうかはさておいて。
上記ブログで、氏は
20世紀の哲学を論じる上で欠かせない数少ない人物だとは思う。
と書かれていがその通りだと思う。感覚的なことを言えば、各分野の20世紀の人物の往生する波に入っているのかもしれない。まあ、74だから寿命と言えなくも無いが。私のありように関連のある人物で言うと、DNAの構造を解明し、分子生物学の扉を開いた人間の一人であるクリックも先日亡くなっている。
逆の視点から見ると、20世紀の知を冷静に俯瞰し、総括することが可能になり始めたように感じてしまう。それは21世紀の知をくみ上げていけ、との指示に繋がるわけだが。
ドゥルーズ=ガタリのリゾームの概念を自分の中で捉え直して、そこから20世紀の書物を自分なりに読み直して行こうかな、と思っていた矢先なのでつい感傷的になってしまう。
10/12追記:リゾームのAmazonへのリンクを張ったところ、新装版になってたようだ。旧版で読んだ私としては違いが知りたい。
ですので、もしご存じの方がいらしたら、コメントを書いて頂ければ、と思います。
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