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結婚についてのいくつかの提案

 私は現行の結婚制度および結婚にまつわる慣習に対して言いたいことがあるのである。

結婚の有効期限を設ける件

 偕老同穴のように、と言われたのも今は昔。私は、昨今の離婚率の上昇に心を痛めるものである。しかしながら、不幸な結婚生活を続けることの不毛さもかなりのものであろう。私の見たところ、これは結婚という契約が、離婚しない限り死ぬまで続く、というある種の絶望感の現れではないかと思っている。

 ならば期限を切るのが解決策となるのではないか。期限が存在する場合、人は我慢をすることができる。

 具体的には五年ごとの更新を想定している。更新する為には、運転免許の様に継続手続き取らなければならないようにする。子供が産まれた場合は、この期間を二十年とし、子供の成人に達するまでは継続することにする。

 これで離婚率は減少するであろう。契約終了者にして独身者の増加を招くような気がしないでもないがまあいいか。

寿退社の件

 以前牛乳屋に勤めていた時、社内で寿退社が廃止されることになった。女性のみに寿退社を認めるのを男女同権の点から止めよう、という話だったような。そこで私は提案したわけだ、男性にも寿退社を!これこそ男女同権の在るべき姿、と。慰めて頂いたり薄笑いを浮かべられたり生暖かい目で見つめられたり嘲笑を誘ったりと局所的な賛同は得られたものの、残念ながら寿退社廃止の流れを変えることはできなかった。

 あそこで挫けず行動していれば、男女同権問題に一石を投じることができたかもしれないと、今でも思い出すだに悔やまれる話である。次の機会が訪れたならば。やらねえよ

結婚指輪の件

 巷間、結婚指輪が収入の三か月分と云う風説がまかり通っておるが、誠にけしからん、と言わざるを得ない。収入が素晴らしい額の人もさながら、私のような○○の頭のように薄い収入額の場合もどうすれば良いというのだ。いや、額の話ではなかった。失礼。

 そもそも指輪の由来を調べてみたまえ。そして愛情の永続性に思いを馳せるべきである。その上でどちらかが相手に従属するのを望むならば、私は言うことは無い。メイド萌えとかあるわけだし。変容していくものの象徴として、金や白金の指輪は不適当だと言いたいわけだ。ねだるでない。

 もうお解り頂けていると思うが、私の提案は指輪の廃止ではなく、銀の指輪の推奨にある。銀と言う物質は、安い。いや、そう言うことでは無く、聖性を備えている。魔を砕く銀の弾丸、銀のスプーン、等等。そして、金や白金と最も異なる点は、手入れをしないとくすむ、と云う所である。

 輝きを維持する為には磨き続けなければならない、おお何と結婚に似ていることか。知らないけど。


 以上であるが、文章の内容と私が独身であり、結婚の予定が無いどころかそれ以前の段階であることとは一切関係がない、そういうことにしておいて下さい、お願いします。

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